サラリーマンの書評

社会人が読むべき小説。鉄の楽園 楡周平 サラリーマンの書評

楡周平先生の小説は、役に立つことばかり。

周囲にありそうなビジネスを、そのまま描くのではなく
少しだけフィクションを加えていることで、夢や希望を
持つことができる内容構成になっています。


 

今回の鉄の楽園は、内容もさることながら、
登場人物のセリフに思わず、震えました。

自分が発言したかったことが、そこに
そのまま書いてありました。

本日から、3日にわたって、引用します。

サラリーマンの現実について・・、ある登場人物が
上司である社長に向かっていうセリフです。

社会に入ってからも、学ぶ場を設けるべきだ!という
登場人物のギムナジウムに対する考え方をぶつけているなかでの
セリフになりますが、今の日本の社会の実態です。

引用:楡周平「鉄の楽園」 p253

組織に身を置くものにとって、
業務とは与えられるもので、選べるものではありません。

そして、どんな業務にも達成すべき目標がある。
それも、決して楽をさせてくれはしない。

所定の時間内にこなせ、こなせるはずだ。

限界に近い仕事量をこなすことを、
常に会社から求められているんです。

そんな環境下に身を置いている人間が、
自己啓発に努める時間を持てるでしょうか?

たとえ自分の仕事、職場さえなくなるかもしれない
時代が来るのを察知していても、その時に備えて知識を蓄え、
技術を身につける、そんなことができるのでしょうか?

会社員である以上、仕事はこの登場人物の言う通り
与えられるものなんです。どこまで行っても。

「仕事は自分で作るもんだ!」
って、よく若い時に言われました。

ですが、普通に考えると、その会社という枠の中で・・
という制限がつくんです。

当たり前ですけど。
そうでなけりゃ、自分で起業して好きなことやりますよね。
会社という組織にいる以上、制限が付くのは当然です。

そして、いつの間にか、そのノルマをこなすことしか
考えられない人間になっていってしまうのです。

これは、悲しいかな、ほとんどの日本人が陥っている現象です。
むしろ、そこに誇りを持っていること、いや持たされていることが、
危うい傾向です。同調圧力のようなものです。

つまり、今の仕事を一生懸命する”風”にしておかないと
組織でつまはじきにされるし、薄情な奴・・ということなんです。

でも、いつの間にか、会社自体は違う方向を見ています。
悲しいかな、サラリーマンはそれに気づかずに奉公をさせられています。

早くその現実に気づいて、自分の身を守る方法を
考えましょう!!

「学びなおし」で一歩踏み出そう。

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